葬儀の連絡はどこまでするべき?連絡をもらった場合の対応方法も解説

葬儀の基本

葬儀を行うことになったとき、学校、会社、近所の人など、連絡はどこまでするべきなのでしょうか?突然の葬儀でも優先的に伝える人や方法が分かっていれば、スムーズに事が進みます。また『訃報はメールでもOKか?』という疑問についても解説していきます。

葬儀の連絡はどこまで伝える?

葬儀は故人を弔う大切な儀式です。日程が決まったら、優先的に連絡すべき人は誰でしょうか?遺族側は、様々な準備で慌ただしくなるので『誰に伝えるか』を明確にしておくと、その後の段取りもスムーズになります。

親族とその家族

まずは、親族とその家族には真っ先に連絡するのが常識です。不慮の事故や突然死というケースもありますが、長い間病床に伏していたり、危篤状態であったりした場合は、親族は常に状況を案じています。

亡くなったということが分かれば、故人の兄弟や姉妹をはじめ、親族3親等までは必ず連絡をするようにしましょう。もし、連絡先が分からない人がいれば、同じ親族に協力を仰ぎ、出来る限り連絡をする努力も必要です。

会社関係

もし、故人が会社で働いていたり、商売や事業をしていたりする場合は、会社、取引先、顧客など、『社会的に属していたところの人々』に亡くなったことを伝えます。『会社関係』は『親族とその家族』に次いで優先順位が高い人々です。

例えば、旦那が亡くなった場合、妻は、旦那の会社、もしくは事業の取引先などに連絡を入れて下さい。身内の職場の連絡先及び会社関係などは、万が一のケースに備えて、把握しておくことが大切です。

この場合は自分の夫が亡くなっているため、妻は自分の会社やパート先などにも連絡をしておきましょう。

近所の人

最後に、近所の人に葬儀の日程を伝えます。玄関に忌中札を貼るため、ご近所には知れ渡ることにはなりますが、故人と交流があった人や、隣近所などにはできるだけ早く知らせるようにしましょう。

また、町内会などに入っている場合は、代表して組長などに報告するという方法でも構いません。

葬儀の連絡は文書で送るべき?

次に訃報や葬儀の連絡はどのようにして伝えたらよいのでしょうか?書面、メール、電話など、様々な方法が考えられますが、マナー違反とされない方法をとることが大切です。

急ぎの場合はメールでもOK

身内が亡くなった場合は、とにかく早く訃報を出すことが大切です。迅速で正確に伝えるという点では、電話が最も適しています。しかし、会社関係者や友人など、多くの人々に伝えなければならない際は『メールでも可』とされています。

メールは、一斉送信が可能なので、急ぎの際は非常に便利ですが、アドレスが間違っていたり、迷惑メールに振り分けられたりするというデメリットもあります。そのため、常に相手の最新の連絡先を把握しておく必要があります。

優先的、且つ確実に伝えたい人には電話をするなど、メールと電話を使い分けるのも1つの方法です。

尚、訃報メールの文書は、ある程度文例が決まっています。『いつ、どこで、誰が』という基本の情報は正確に記すようにしましょう。

訃報メールへの返信マナーとは

訃報メールを自分が受け取った際、どのように返信をすべきなのでしょうか。

遺族は、通夜や葬儀の準備で慌ただしくしているため、長々としたメールや、相手が再度返信しなければならない主旨のメールを送るのは好ましくありません。お悔みの言葉を簡潔に述べることにとどめましょう。

「お力を落とされませんように」・「お手伝いできることがあれば…」など、相手の心中を察する言葉を添えるとよいでしょう。

葬儀のため学校を休む場合の連絡手段は?

親や祖父・祖母などの身内が亡くなると、葬儀のために子供が学校を欠席しなければならないときもあるでしょう。特に、小学校や中学校までは、親が学校側にきちんと連絡をすることが必要です。

日程が決まったら連絡帳に書くのがベスト

もし『連絡帳』がある場合は、連絡帳に書くのがベストです。葬儀の日程が決まった時点で、休まなければいけないことを前もって先生に伝えておきます。

葬儀が理由の欠席は、『忌引き』になり、一般的な欠席にはならないのが普通です。葬儀の場所や日程の関係で、数日間の休みが必要な場合は、その理由をしっかりと記載しておきます。

葬儀は急に決まることも多いため、連絡帳に書くのが間に合わない場合もあるでしょう。その際は、電話などで連絡をするようにして下さい。

連絡帳に書くときの例文ってあるの?

あくまでも連絡事項ですので、特に決まった例文などはありませんが、以下の情報はしっかりと伝えておきましょう。

  • 誰が亡くなったのか(子供との関係)
  • 欠席する日時(〇月〇日~〇月〇日)
  • 配布物などがあった際の対応

休みが長引きそうなときは「配布物は〇〇さんに預けて下さい」・「郵便受けにお願いします」など、『学校からの配布物をどうするかの方法』を添えておくとよいでしょう。

まとめ

葬儀は、前もって準備ができません。その為、段取りや連絡方法にはスピーディーな対応が求められます。何をどんな風に伝えれば良いのかをあらかじめ調べておけば、実際自分が連絡する係りになったときに慌てる事もなくなるでしょう。

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